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ヒルデガルト・フォン・ビンゲン [歴史・人物]

Hildegard von Bingen.jpg
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン
( ユリウス暦1098年 -1179年9月17日)

アロマテラピーをする人間にとっては大先輩とも言うべき存在。
ドイツ薬草学の祖とされ、才能に恵まれ、神学者、説教者である他、宗教劇の作家、伝記作家、言語学者、詩人であり、また古代ローマ時代以降最初(ギリシア時代に数名が知られる)の女性作曲家とされ、中世ヨーロッパ最大の賢女とも言われています。

貴族の家の10番目の子供として生を受けますが、8歳のときにライン川支流のえーナ側の近くにあるデジボーデンベルク修道院に入り、後にここの修道院長となります。
この修道院には大きな薬草園があり、ここが彼女の出発点となります。
幼少の頃から神の声が聞こえていたというヒルデガルトの自然観の軸になっていたのは神への強い信仰だったと言われています。
もちろん、神の声が聞こえたなどと言えばジャンヌ・ダルクのように異端と見なされるので、その辺は公にはせず、1141年、『道を知れ』 (Scivias) の執筆を開始し、自らの幻視体験(後の彼女自身の言葉によれば「生ける光の影」(umbra viventis lucis))を初めて公けに表明しました。

その後、1151年に有名な薬学書『自然学』(Physica)を執筆。
内容は自然界における植物、動物、鉱石が人間の身体に与える効用を述べたもので、その数200種類以上と言われています。

ヒルデガルトは植物を温と冷に分け、それぞれが対抗することによって人間の体内のバランスを保つと考えています。良い香りは悪霊が作る病気の予防になると言い、薬草が魔よけに果たす役割について多く語っています。
例えば…
ベラドンナが繁る場所は邪悪なところで、悪魔がやってくる
 ※ベラドンナは英語ではDeadly Nightshade(=死をもたらすイヌホウズキ)。学名のアトロパ・ベラドンナの「アトロパ」はギリシャ神話の未来の糸を断ち切る運命の女神・アトロポスのこと。この実を5~10粒ほど食せば死に至るとか。

一見、ファンタジーや迷信のような内容ですが、そこにはしっかりとした裏付けを垣間見ることができます。
また『自然学』(Physica)には様々な性の悩みに効くレシピも出てきますが、様々な人の悩みや苦しみを見聞きする立場だったから分かったことだと思います。


もし彼女が立場や生まれる時代を間違えていたら、魔女狩りにあっていたんじゃないでしょうか。

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マイン

ヒルデガルトの本、もしあれば読んでみたいですが、原書でないと読めないのでしょうか??^^;
by マイン (2011-02-06 07:26) 

Tarot-Reader

いえ、ありますよ。
Amazonで「ヒルデガルト・ビンゲン」で検索してみてください(^-^)

ただ、自然学・医学系の本はちょっとお高いです(^_^;)
by Tarot-Reader (2011-02-06 11:07) 

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