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錬金術師と白い黄金 [錬金術]

2012111114070001.jpg

時はフリードリヒ・アウグスト1世(1670~1733)の時代のドイツ。300人以上の子供をもうけ、驚異的な怪力の持ち主であったことから「強健王(Mocny)」「ザクセンのヘラクレス」「鉄腕王」などの異称で呼ばれ、またその異称の所以を証明するために素手で蹄鉄をへし折るのを好んだと言われています。
Louis_de_Silvestre-August_II.jpg
ザクセン選帝侯 フリードリヒ・アウグスト1世


1701年、王の前に一人の男が現れます。
19歳の若き錬金術師、ヨハン・フリードリッヒ・ベトガー
ベッドガー.png
ベルリンで金を作り出したという評判があり、鉱物や金属の知識を高く買われていました。その才能に目を付けた王は彼に「白い黄金」を作るよう命じます。

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解読できない本 [錬金術]

cucciolaさまのブログの中に「解読できない本の謎」という非常に興味深い記事がありました。
http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/2049117.html

暗号で描かれているのか、文字は解読できないそうです。
錬金術がかかわっているという噂ですので、その噂に基づいていこうと思います。

もともと錬金術師というのは、自分の研究の成果をそうやすやすと他人に教えてくれたりはしませんから、絶対に自分以外が読めないように暗号を作ります。
暗号の作り方も様々で、まるで無関係な料理のレシピのような暗号を作ったり、小説や神話にその暗号を隠す場合もあります。
[参考]
シェイクスピア・コードの補足と四つの元素
http://tarot-bibouroku.blog.so-net.ne.jp/2010-06-20
「カルタゴの女王ダイドー」 マーロウの作品2
http://tarot-bibouroku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-09

また、アルファベットを入れ替えて、全く読めないようにしてしまうケースもあります。
いずれにしても、作者が意図的に読めないように作成した暗号なので、ここからの解読は難しいでしょう。

書かれている文字を読むことができないなら、読む手掛かりは挿絵しかありません。

「絵を読む」のはタロット占い師の得意分野です。
本物のタロット占い師と素人を分けている一番のポイントはそこだと思います。素人は解説書を読みながら「正位置の意味は…」と、そのカードの説明ばかりを追いかけています。でも、本物はカードに描かれた絵の植物や着ているもの、持っているもの、置かれているもの…などの細部一つ一つから、その歴史的背景や象徴的意味を拾い、カードが伝えようとしているメッセージを読み解きます。もちろん、素人みたいに説明ばかりを追いかけてるプロ(←金が稼げるという意味)のタロット占い師もいますけどね。

話を本題に戻します。
もちろん、この本が解読できたわけではありません。あくまで記事の中にある画像からの推測です。

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シェイクスピア・コードの補足と四つの元素 [錬金術]

タロットや占星術、錬金術に詳しい人は、前回の「真夏の夜の夢」の配役を見て「おや?」と思った方もいるはず。
というのも、男女の配役が逆になっているからです。

「ダ・ヴィンチ・コード」にも出てきましたが、男性のシンボルは∧、女性のシンボルは∨。
つまり、火や風が男性(△)で、地や水が女性(▽)を表す元素になります。
そしてその二つが合わさった六芒星(ヘキサグラム)がバランスのとれた状態となります。
Alchemy-Chart.jpg

ハーミア…風
ディミートリアス…地
ライサンダー…水
ヘレナ…火

これはタロット・カードの図柄などでたまにあるのですが、火と水など、決して混ざらない物の結びつき、ということで、あえて入れ替えています。
art.jpg
「錬金術」を表すTHOTH TAROTのXIV.ARTのカード。
火を表すライオンを白くし、水を表す鷲を赤くしています。


四つの元素の関係

火=熱+乾
風=熱+湿
水=冷+湿
土=冷+乾

4elements.jpg
これらを合わせて「+」という記号で表すこともあります。



ちなみに「ロミオとジュリエット」を錬金術風に解釈すると…
モンタギューとキャプレットのロミオとジュリエット=決して交わることのない火と水
時々現れては話を急展開させるマキューシオ(Mercutio)=水銀
…です。

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

  • 作者: シェイクスピア
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 文庫




タロットカードにはいたるところにこの元素が姿を現します。
小アルカナ
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火を表すワンド、地を表すコイン(ディスク、ペンタクルとも言う)、風を表すソード、水を表すカップ

他にもタロットの作者によって異なりますが、大アルカナの「魔術師」「運命の輪」「世界」などにもこれらのモチーフは出てきます。




また、タロットをやっているとあたりまえになっていたのですが、「アルカナ」という言葉について、詳しく調べたことはありませんでした。

それについて、「Hinemos amo!」の管理人nisuseteuryalus2 さんがしっかり、説明してくださっています。

アルカナという言葉が気になって、Wikipediaで調べてみると、「ラテン語の秘密、神秘などを意味するarcanumの…」とありました。辞書を引いてみるとたしかに、arcanum=a secretとあり、「おお~」と思いまし た。 arceo(アルケオー)  1) to shut in, shut up  2) to keep at a distance, to hinder  poetical) to protect, keep safe from ↓この動詞が元になって、以下の単語が作られる、とありました。 arca(アルカ、女性名詞)  1) a chest, box(especially, a money coffer)  2) a coffin arcan-us,a,um(アルカーヌス、アルカーナ、アルカーヌム、形容詞)  1)shut, aclosed  2)silent  3)secret 転じて、 arcanum(アルカーヌム、中性名詞)  1)a secret  arcanaはこれの中性複数主格の形となり、「秘密の物(たち)」となります。  #Cic,Liv,Vergとあったので、キケロやリウィウス、ウェルギリウスの頃にすでにこの語が使われていたようです。

http://d.hatena.ne.jp/nisuseteuryalus2/20100617/1276705817
コメント欄より
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